こんにちは。今回は運送業を営まれている経営者の方に、どんな保険が必要なのか?選ぶ際のポイントなどをご紹介します。
まず、運送業はどんな製品や商品を運んでいるか、どんな取引先のモノを運んでいるか、自社に合った保険を考える(選ぶ)上で1つ1つの項目をきちんと押さえなければなりませんが、運送業で一般的に考えるべき保険のカタチは共通点もたくさんあります。今回はその共通点について挙げてみることにします。
運送業(全業種対象)
被保険者:元請け・下請け・孫請けすべて対象になっているか
保険種類:※必要な保険だけピックアップする
①自動車保険
トラック等の業務用車両の交通事故から守る
ポイント
- 傷害保険と補償が重なっていないか
- 賠償責任保険との補償が区別できているか
- 保険期間が統一されているか(車両ごとにバラバラになっていないか)
- フォークリフト等の運搬機械に対応しているか
- ブームに対応しているか
- コンテナに対応しているか
- 原付は入っているか
※フリートなら優良割引に納得しているかどうか
※フリートは自社所有の車両が10台以上の場合にかぎります。
②傷害保険
従業員や下請業者・孫請業者すべての傷害(死亡を含みます。)に備える
ポイント
- 売上高方式で保険料が定められているか
- 元請・下請で仕事をする割合はどれぐらいか
- 使用者賠償の有無
③賠償責任保険
第三者に対する人損、物損の賠償に備える
ポイント
- 運送業の中でもどの業種か詳しく伝える
- 保管、運搬だけの補償でよいか(加工の場合はどうか)
- 運搬の範囲はどこまでか(近距離か長距離か日本全国か海外含むか)
- 運搬する貨物の補償は適正か
- 保険料算出は売上高方式か、それとも車両台数通知方式か
- 欲しい特約がセットされているか
- 無駄な特約が排除されているか
- フォークリフト等の運搬機械に対応できているか
- リース・レンタル器具や機械に対応できているか
④火災保険
物流センターや倉庫、事務所、什器備品等を災害や盗難から守る
ポイント
- 欲しい補償内容になっているか
- 賃貸か所有か区別できているか
⑤その他保険
ポイント
- 個別の事情があるかどうか
まとめ
日常業務において予測できない事故や災害は付きものです。しかし、嘆いてばかりでは会社を存続することはできないはずです。あらかじめ予測できるリスクを洗い出し、自社に見合った保険に変えていくことが大切です。最も重要なことは保険に対する「納得感」です。運送業の社長は自社の業態に合わせてオンリーワンの保険のカタチを目指していきましょう。
※ 上記は概要を説明したものです。詳しくはジャパン安心保険企画までお問い合わせください。