弊社は、全ての経営者様が事業の存続・発展のため、不測の事故や災害などに備えられるとともに万が一のリスクにしっかり対応できるよう、様々な業界特有のリスク事情を洗い出し、寄り添いながらの相談を心掛けております。いざという時に後悔せず、一刻も早く安心していただくために、積み重ねてきた経験や知識を元に、法人のお客様に役立つ保険のご提案や見直しをいたします。なお、このコンテンツでは「実際の事故事例」をもとに弊社のリスクマネジメントに向けての姿勢を明確化いたします。今回は『運送業』について実際の事故例とリスクマネジメントおよび『運送業さま向け保険』についてお話させていただきます。
主な事故例
トラックで運送中、事故のため荷崩れを起こし、受託貨物が破損した。
搬入先で借用したフォークリフトの操作を誤り、パレットに積んでいた部品を落下させ破損した。
台車で荷物を運んでいた際、誤って取引先敷地の充電ポールに接触し、故障させてしまった。
貨物搬入後、貨物の置き方の不備により貨物が崩壊し、搬入先の従業員にケガをさせてしまった。
倉庫に子どもが入り込み貨物の下敷きになってしまった。
社長が大口発注の受注について十分な検討を怠った結果、輸送不能が発生。社長が荷主から訴えられた。
サイバー攻撃によりシステムが停止し、配送遅延が発生。配送先工場で製品の生産ができず損害が生じた。
本社事務所で火災が発生し、建物の一部が焼失した。
従業員が荷おろし中に荷台から転落して頭を打ち、後遺障害を負ってしまった。
貨物の下敷きとなり全身を強打した従業員が入院した。
トラック運転手が交通事故で死亡。長時間労働による脳疾患が原因であるとして損害賠償請求を受けた。
搬送中の自社トラックが接触事故を起こしてしまった。
想定リスク
運送業のリスクマネジメントを考える
運送業の場合、無事に輸送・配送ができ、かつトラブルなく事業を継続させていきたいでしょう。しかし、阻害要因として災害はもちろん、人的なところで従業員の体力やメンタル、集中力が試される業種でもあります。
細かな作業も多く、ヒヤリハットも多いと思いますが、確実な輸送・配送のために経営者はきちんと管理することが求められます。運転日報などの記録はもちろん、事故の回数などを個別に把握し、対策を講じることが重要です。また、運送業の場合、自動車保険がフリート契約の企業も多いです。フリートの仕組みをよく理解しておくことも非常に大切です。弊社は運送業者の皆様に寄り添い、特有のリスク事情と向き合いながら、トータルでリスク対策をサポートいたします。
運送業さま向け保険
・賠償責任保険(受託者/運送業者貨物《運賠》)
・会社役員賠償責任保険(D&O)
・火災保険
・動産総合保険
・労災総合保険
・団体長期障害所得補償保険(GLTD)
・所得補償保険
・医療保険
・自動車保険
まとめ:オンリーワンの保険のカタチへ
日常業務において予測できない事故や災害は付きものです。あらかじめ予測できるリスクを洗い出し、自社に見合った保険に変えていくことが大切です。最も重要なことは保険に対する「納得感」です。そして、運送業の中でも何を運ぶかによってリスクも変わります。また、保管、運搬に限らず加工中も対象とするか、コンテナやブーム、フォークリフトも保険の目的とするか、さらに自社が元請なのか、下請なのか、傭車の数はどれぐらいか、フリート契約の内容は最適か等、様々な重点ポイントがありますので、自社の業態に合わせてオンリーワンの保険のカタチを目指していきましょう。